新型ステルスV/STOL戦闘機 イータス2000

当機はLSMが開発したレゴソウル国悲願の高性能ステルスV/STOL戦闘機である。

第三次オフ界対戦において使用された初期のLSM製戦闘機は遅く、俊敏性に欠け、火力も乏しいためおまけの存在でしかなかった。

しかし、地上戦闘において各国の装甲戦車が結集し、潰しては潰されの消耗戦、つまり戦車の飽和状態であることに戦略総司令部は気づいたのである。

そこで、空から地上への攻撃に価値を見出した総司令部は、空対空戦闘、対地攻撃、対戦車戦闘等を想定した新型戦闘機いわゆるマルチロールファイターの製作をLSMに依頼した。

戦局をも変えうる能力を目標として1年前から製作が開始されたが、開発は難航、一時中断された。
それから数カ月後、計画を白紙に戻し、新たに開発された鋭いコックピットがこの戦闘機を完成に導いた。

イータス2000型戦闘機と名付けられたこの戦闘機は、機体のステルス性を高めるためF-22を参考にしている。
そのため、極めて高度なステルス性能を有する。

さらにステルス性を高めるため、熱誘導ミサイルは機体内部に格納可能であり、また、ステルス性は失われるものの、翼下の外部マウントに追加武装することが可能である。

機体下部に4基の小型のリフトファンを備え、高い垂直推進性能と安定性も持つ。
また、メインエンジンは固定され大出力が可能であり、リフトファンとの併用により超急旋回などのアクロバティックな飛行が可能である。

しかし、4つのファンとメインエンジンが機体内部のスペースを浪費し、燃料タンクが小さくなり航続距離が極端に短いという問題が発生したが、特殊で高価な燃料とエンジンの低燃費化でなんとか並みの航続距離を維持している。
そのため、維持費は莫大なものになっている。

また、あらゆる機能を詰め込んだ結果、機体が大型化し、目視による標的になりやすいという欠点もある。

金に糸目をつけずに製作されたこの戦闘機は、凄まじい戦闘能力と機動性を有し、リフトファンを使用すれば対戦車ヘリ同等の扱いも可能であるが、燃費が悪くなるため滅多にそのような扱いはされない。


最高速度:M2.6
武装:熱誘導ミサイル4発、1ポッチ機関砲×2、オプションで対地ミサイル最大12発等